白髪を減らしたいならシャンプーの見直しで頭皮環境改善が早道
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シャンプーの見直しが頭皮環境改善の第一歩
白髪は黒い髪が白く退色するのではなく、頭皮の内部のメラノサイトの働きが低下し、メラニン色素を作り出すことができなくなることで、髪が白いまま生えてくるため白髪になります。
そのため白髪を予防・改善するためには、頭皮環境を整えて、メラノサイトを活性化させることが重要です。豊かな土壌から立派な大木が生えてくるように、健康な髪を生やすためには頭皮を健康な状態にしてあげる必要があります。
頭皮環境を整えるために、まず一番にやって欲しいことが「シャンプーの見直し」です。
シャンプーの見直し以外にも、睡眠や運動、食生活など生活習慣の見直しも重要ではあるのですが、日々の習慣の見直しは簡単にできるものではなく、時間もかかるものです。
シャンプーは基本的には毎日使いますし、直接頭皮に触れるものでもあることから、頭皮ケアの基本はシャンプーであると言えます。
毎日使うものだから髪や頭皮に負担のないものを
体質や髪質に合ったシャンプーを選ぶことが重要です。
それに加えて、なるべく頭皮に刺激を与えない優しいシャンプーを選び、頭皮ケアのできる成分を補給してあげることで、髪の健康状態は少しずつでも変わってくるはずです。
反対に、髪や頭皮が傷みやすいシャンプーを選んでしまうと、毎日負担を与えることになり、頭皮環境もどんどんと悪化していくことになります。
自分に合ったシャンプーを選ぶことこそ頭皮環境改善の第一歩であり、また白髪などの少ない健康な髪を取り戻す早道でもあります。
シャンプーを変えるだけであれば、今の生活習慣を変える必要もなく、また手軽に実践しやすいというメリットもあります。
一口に「優しいシャンプー」と言っても、シャンプーはたくさんの種類が販売されており、何を基準にして、そしてどれを選べば良いのか分からないという方も多いと思います。
ドラッグストアやスーパーマーケットなどで市販されているシャンプーの中には、刺激の強すぎるものや、頭皮環境を悪化させてしまう可能性のあるものなども少なくありません。
そんなシャンプー選びに迷う方のために、今回は頭皮や髪に優しいシャンプー選びのポイントをご紹介します。
シャンプーの洗浄成分に注目
頭皮に影響大の「洗浄成分」
シャンプーは、数多くの種類が販売されていますが、まず最初に注目したいのが「洗浄成分」です。髪や頭皮に最も影響を与えるのはこの洗浄成分です。
洗浄成分を確認するには、シャンプーの裏側にある成分表示を見ます。成分表示は、配合量の多い順に記載されており、どのシャンプーも基本的には水が一番多く配合されていますので一番目は水、次いで記載されている2〜4つくらいが主に配合されている洗浄成分になります。
シャンプーの洗浄成分は、大きく以下の3種類に分類することができます。
- 高級アルコール系シャンプー
- 石鹸シャンプー
- アミノ酸系シャンプー
それぞれに特徴、メリット・デメリットがありますので、一つずつ見ていきましょう。
高級アルコール系シャンプー
市販されている大部分のシャンプーが、この高級アルコール系シャンプーです。
高級と名が付くので、高価な意味の高級をイメージされるかもしれませんが、ここでの高級はアルコール分子中の炭素数が多いという意味で使われており、シャンプーの機能が高級というわけではありません。
主な洗浄成分
ラウレス硫酸Na、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸アンモニウムなど
複数の洗浄成分が配合されている場合もありますが、いずれかの成分表記があれば高級アルコール系シャンプーということになります。
泡立ちが良く、洗浄力が強いことが高級アルコール系シャンプーの特徴です。また、原価が安くシャンプーの価格が安くできるメリットもあります。
反面、刺激が強いので髪や頭皮に負担をかけてしまうこともあります、また、洗浄力が強すぎることで必要な皮脂まで洗い流してしまい、頭皮を乾燥させてしまうなど頭皮環境を悪化させてしまうのが大きなデメリットです。
肌が強く、整髪料を多く使う男性や、頭皮が脂性の方であれば高級アルコール系シャンプーはオススメですが、普通肌の方にとっては優しいシャンプーとは言えず、頭皮環境を考えると使用は避けたほうが良いでしょう。
正確に洗浄成分名を覚えるのは困難ですが、シャンプーを選ぶときに「○○○硫酸」=高級アルコール系シャンプーということだけでも覚えておけば、間違って選んでしまう心配が少なくなります。
高級アルコール系シャンプーの特徴
- 泡立ちが良い
- 洗浄力が高い
- 髪や頭皮への刺激が強い
- 価格が安い
高級アルコール系シャンプーはこんな人にオススメ
- 整髪料を多く使う男性など、しっかり脂分を落としたい人
- 頭皮が脂性で毛穴詰まりしやすい人
石鹸シャンプー
石鹸シャンプーは、名前の通り石鹸でできたシャンプーで、石鹸成分で髪や頭皮を洗浄します。
主な洗浄成分
脂肪酸Na、脂肪酸K、石けん素地など
石鹸は天然由来の原料で作られているため、安心安全に使えるシャンプーとして、昔から自然派の方を中心に人気があります。
高級アルコール系シャンプーに比べると、洗浄力は少し弱めではありますが、それでも洗浄力は強力ですので、必要な皮脂まで取り除いてしまうことがあります。
また、石鹸はアルカリ性なので、弱酸性の髪や頭皮の汚れをよく落とせる反面、キューティクルを開いてしまうため髪を傷めやすいというデメリットがあります。シャンプー後に髪がきしみやすいのも石鹸シャンプーの特徴です。
石鹸シャンプーはしっかり洗い流さないと固まって石鹸カスになってしまうので、他のシャンプーよりも念入りに洗い流す必要があります。
頭皮への刺激は強くありませんが、髪を傷めやすく、慣れるまで時間と手間がかかるのもデメリットと言えます。
石鹸シャンプーの特徴
- 洗浄力が高い
- 頭皮への刺激はそんなに強くない
- 髪を傷めやすい
- 天然原料なので安心安全に使える
- 使い方が少し面倒で慣れが必要
石鹸シャンプーはこんな人にオススメ
- 自然志向の強い人
- 天然原料で作られた安全なシャンプーを使いたい人
アミノ酸系シャンプー
アミノ酸系シャンプーは、高級アルコール系シャンプーや石鹸シャンプーなど他のシャンプーに比べ、一番髪や頭皮に優しいシャンプーです。
主な洗浄成分
ココイルグルタミン酸Na、ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルグルタミン酸Na等
アミノ酸系シャンプーは弱酸性なので、弱酸性の性質を持つ頭皮や髪と相性が良く、頭皮や髪に負担をかけることなく洗うことができます。
洗浄力も穏やかなので、皮脂を取り過ぎず頭皮の乾燥を防いで保湿をしてくれます。そのため、頭皮環境を整え、白髪だけでなく、抜け毛や頭皮の痒み・匂いなど頭皮トラブルを防ぐ効果も期待できます。
反面、他のシャンプーに比べると、泡立ちが弱く、洗浄力が弱いので、使い始めは少し戸惑うかもしれません。皮脂の多い脂性の人や整髪料を多く使う人の場合、汚れや脂を落としきれなかったり、二度洗いが必要になることもあります。
また、原料にコストがかかることから、他のシャンプーに比べ、価格が高くなるのもデメリットです。
アミノ酸系シャンプーの特徴
- 髪や頭皮と同じ弱酸性なので刺激が少ない
- 皮脂を取り過ぎず頭皮の乾燥を防いで保湿できる
- 泡立ちが弱く、洗浄力も弱め
- 価格が高い
アミノ酸系シャンプーはこんな人にオススメ
- 髪や頭皮を傷めずにシャンプーをしたい人
- 頭皮が乾燥しやすい人
- 頭皮や髪のトラブルを持っている人
シャンプーの頭皮ケア成分に注目
保湿成分
洗浄成分の次は頭皮ケア成分にも注目してみましょう。
頭皮環境を改善するには、保湿成分やメラノサイト活性化に役立つ成分、育毛成分など頭皮ケア成分がしっかり配合されているシャンプーを選ぶのが効率的です。
頭皮の乾燥は、頭皮環境を悪化させて、メラノサイトの機能を低下させてしまいます。
洗浄力の強すぎるシャンプーで頭皮を洗ってしまうと、頭皮に必要な皮脂まで落としてしまい、頭皮の乾燥の原因になってしまいます。
アミノ酸系シャンプーは他のシャンプーに比べ保湿力は高いですが、それでも洗浄後は頭皮は乾燥しがち。洗浄後も保湿効果が期待できる成分が配合されているシャンプーを選びたいです。
主な保湿成分
- コラーゲン
- ヒアルロン酸
- セラミド
- 植物エキス
- 天然オイル
メラノサイト活性化成分
白髪を改善するには、メラニン色素を作り出すメラノサイトを活性化させることが重要です。
ヘマチンなどのようなメラノサイトを活性化する働きを持つ成分が配合されたシャンプーを使うことで白髪改善につながります。
ヘマチンは、加水分解ケラチンなどのタンパク質成分と相性が良く、二つが結合することで髪のダメージを補修する働きもあります。
主なメラノサイト活性化成分
- ヘマチン
- 植物エキス
育毛成分
シャンプーの中には、育毛成分が配合されたものもあります。
育毛成分も、発毛促進・血行促進、抗酸化などいくつか種類がありますが、中でも育毛力の高いキャピキシルの配合されているシャンプーがおすすめです。
キャピキシルは育毛剤に使われている成分として有名な「ミノキシジル」の約3倍の効果が期待できるとされる新成分です。
髪を健康な状態にすることができれば、抜け毛予防や髪のボリュームダウン対策だけでなく、白髪の予防改善にもつながります。
ただ、新成分のためか、キャピキシルが配合されているシャンプーは多く販売されていません。
主な育毛成分
- キャピキシル
- アデノシン
- 植物エキス
シリコンシャンプー・ノンシリコンシャンプー、どちらがいいの?
シリコンシャンプーは良くないの?
シャンプーを選ぶときによく問題になるのが、シリコンシャンプーか、それともノンシリコンシャンプーかということです。
シリコン入りのシャンプーは髪や頭皮に悪影響を及ぼすといった広告も見かけることもありますが、シャンプーを選ぶときはノンシリコンシャンプーを選んだほうが良いのでしょうか?
実際のところは、シリコンシャンプーでもノンシリコンシャンプーのどちらでもあまり大きな違いはない、と言えます。
シャンプーに配合されているシリコンは髪の表面をコーティングする働きがあり、髪を洗っているときの摩擦を防ぎ、すすぐ際の指通りを滑らかにしたり、洗い流した後のきしみを防ぐ効果があり、決して髪や頭皮に悪影響を及ぼすものではありません。また髪がコーティングされているので、ドライヤーの熱からも守ってくれる効果もあります。
反面、髪をコーティングしてしまうため、トリートメント成分などが髪の内部に浸透しにくいデメリットがあります。
「シリコンは頭皮の毛穴に詰まるので良くない」という記載を見かけることがありますが、これは誤解です。シリコンが毛穴に詰まるという医学的な根拠もありませんし、シリコンの粒子は小さく、詰まることはなくきれいに洗い流されてしまいます。
シリコンが髪や頭皮に悪影響を及ぼすことはありませんので、シリコン・ノンシリコンでシャンプーを選ぶ必要性はありません。
それよりも洗浄成分や頭皮ケア成分など、実際の機能面を見ながら選ぶことが重要です。
ちなみに、高級アルコール系シャンプーなどの場合、洗浄力が強いため髪の摩擦が起きやすく、髪のコーティングがないとダメージが強くなるため、ほとんどのシャンプーにシリコンが配合されています。
アミノ酸系シャンプーの場合は、適度に皮脂が残るため髪の摩擦が起きにくく、シリコンが配合されていないシャンプーが多数です。シリコンは含まれていなくても、植物油などを配合して指通りを良くしているシャンプーもあります。
どのシャンプーを選べばいいの?
頭皮や髪に優しいアミノ酸系シャンプー
シャンプーは、自分の髪質や髪の状態に合ったものを選ぶことが重要ですが、ほとんどの方には、頭皮や髪に優しいアミノ酸系シャンプーがオススメです。
必要な皮脂を残すことで頭皮をしっかり保湿してくれ、頭皮ケア成分も多く配合されているので、頭皮環境を整えるのに最適です。
価格が高いのがデメリットではありますが、髪や頭皮に良いものを使おうとすればどうしてもコストはかかってしまうものです。
安かろう悪かろうのシャンプーを使って髪や頭皮を傷めて、最終的に白髪や抜け毛のケアにお金をかけることになるくらいなら、少し高くても安心安全なシャンプーを使いながらきちんと頭皮をケアしたほうが良いと思いませんか。
アミノ酸系シャンプーを選ぶときに注意すべきこと
アミノ酸系シャンプーを選ぶときに注意したい点が二つあります。
一点目は、洗浄成分です。アミノ酸系シャンプーと言っても、純粋なアミノ酸系シャンプーとアミノ酸系洗浄成分入りシャンプーがあるのです。
アミノ酸系シャンプーの人気にあやかり、高級アルコール系シャンプーにアミノ酸洗浄成分を加えて、アミノ酸系シャンプーと謳っている場合もあります。購入のときは成分表をよく見て、「○○○硫酸」などの洗浄成分が含まれていないか確認しましょう。
もう一点は、洗浄力の弱さです。整髪料をたっぷり使う男性や脂性の方など、人によっては、アミノ酸系シャンプーでは整髪料や皮脂や落とせないこともありますので注意が必要です。きちんと皮脂や汚れを落とせないと、毛穴詰まりや抜け毛など頭皮のトラブル要因になります。せっかく良いアミノ酸系シャンプーを使っても、逆に頭皮環境を悪化させることにもなりかねません。
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そのうえで、どのアミノ酸系シャンプーが良いかと聞かれたときは「haru黒髪スカルプ・プロ(通称、ハルシャンプー)」をオススメしています。
頭皮や髪に刺激の強い化学成分無添加で100%天然由来の原料で作られており、髪や頭皮のプロである多くの美容師にも高く評価され推奨されているアミノ酸系シャンプーです。
これ1本で、頭皮洗浄だけでなく頭皮ケアや、ボリューム・黒髪ケアまでできる優れもの。
頭皮ケア成分も優秀で、メラノサイト活性化成分であるヘマチンのほか、高い育毛効果で知られるキャピキシルまで配合され、他にも女性ホルモン減少に働きかけヘアサイクルを整えるリンゴ果実エキスやローズやカミツレなど8種類の育毛成分も配合されています。
特に、髪のボリュームダウンが気になる女性に人気のシャンプーです。
オールインワンタイプなので、シャンプー後のリンスやコンディショナーが不要です。
オールインワンタイプと言いながら、実際に使ってみると髪がきしんで結局リンスが必要になるシャンプーも中にはありますが、ハルシャンプーは本当にリンスをしなくても洗いあがりがきしむことがありませんでした。
シャンプーは相性もありますので使ってみないと合っているか分からないところもあります。
白髪や抜け毛の悩みをお持ちの方は是非一度試してみてください。
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